
僕は山崎製パンさんのランチパックが大好きで、コンビニで手軽にご飯を食べなきゃ! ってタイミングにはついつい手を出してしまいます。で、調べてみたんですが、なんと全部で49種類もあるんですね。
- 総菜シリーズ13品
- スイーツシリーズ36品
この商品、「ケータイするランチ」というコンセプトで売ってます。そのために、エアを封入して鞄の中で潰れないようにしたりしてますし、3度のご飯として成り立ち得るサンドイッチを連想させる総菜シリーズを充実させたりもしています。四角い形も省スペースですし。
・・・ただ、企画屋の僕は大好きなランチパックを持ちながら、「うーん、なんか『ケータイするランチ』っていうコンセプトはズレてる気がするんだよなぁ・・・」とカネガネ思ってたんです。何かひっかかるんですよね、自分がランチパックに感じている魅力って、そこじゃないような。
ランチパックがヒットする本当の理由1
で、実はすでに今年の始め頃に自分の中で答えが出ていました。やっぱり、「ケータイするランチ」が魅力じゃないように思います、この商品。このパンは、日本人が小さい頃から抱いていた夢を実現しているからこそ、ロングランで売れてるんですよ、きっと。その「夢」とは・・・
食パンの白いところだけ食べられる!
この一点に尽きるでしょう。子供なら誰でも一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。「食パンの白いところだけ食べたい!」と。家でパン食をしている家庭の子供なら、小さい頃からの刷り込みとして「耳の無い食パンがあれば・・・」と無意識に感じているはず。
あくまで「耳が無い食パン」である必要があるんですよね、コレ。どれだけおいしい菓子パンを作ったところで、ダメです。長い間食パンの耳を食べさせられてきた経験があるからこそ、食パンの白いところだけを食べる経験そのものでないと、この夢は実現できません。
というわけで、ランチパックのヒットは「ケータイするランチ」というコンセプトではなく「食パンの白いところだけ食べられるぜー!!」という無意識に共有された日本人の夢を原動力にしているように思います。今後、日本人が家庭でのパン食で食パンを継続的に食べている限り、ランチパックはヒットし続けるんじゃないかな? って思います。
「ケータイするランチ」を実現できるか?
一方、「ケータイするランチ」というコンセプトを否定するわけではありません。元々「食パンの白いところだけで出来ているパン」というブレない価値がある上に、さらにコンセプトで新しい価値を付けようとしているんだと思います、山崎製パンさんは。でも、たまには「ふわっとして、もっちりとして、ちょっと贅沢な「パンの白いところだけ」を連想させるCMを打つようにすれば、もっと売れるような気がするんだけどなあ。
日本人のほんの少しの贅沢ゴコロを刺激する「食パンの白いところだけ!」を実現したランチパックについて、「ケータイするランチ」という新しいコンセプトを広げられるかどうか? 今年の始め頃からずっと動向をウォッチしていたんです(物好きと言われれば、もう致し方ないですけど)。で、結果なんですが、個人的には「ケータイするランチ」というコンセプトは弱いような気がしてます。
だって、これ1個・・・一種類の味だけでランチなんて、ちょっとさみしいもんなー。
僕がランチパックの企画担当になったら、「たまごサラダ+ツナマヨ」を出しますね。同じ味2つが入ったランチパック1個では、OLさんに「これ1つで昼ご飯にして下さいね」とお願いしにくいです、正直。おそらく賞味期限や生産ラインなんかの問題で開発が難しいんだろうけど、「ケータイするランチ」という新しいコンセプトを実現するためにも、是非とも実現してほしいなあって思います。
応援してますよー! 山崎製パンさん!!
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